TOP > 長野県にお住まいの皆さまへ > 長野県医師会の活 > けんこうの小径 > 若里だより > 強行!放射能海洋放出ー風評被害は避けられないー

強行!放射能海洋放出ー風評被害は避けられないー


 8月20日、岸田首相は外遊先から帰国後、ただちに福島県の被災地を視察した。実に1年10ヶ月ぶりの訪問という。翌22日、廃炉・汚染水・処理水対策関係閣僚等会議においてALPS処理水の海洋放出開始が判断され、24 日には放出が開始されてしまった。
 このあっという間の強行放出劇に、誰もが唖然としたに違いない。東日本大震災の発災から12年、増加する処理水の保管が難しくなるまでにどれだけの時間的猶予があったことか。処理水放出の安全性ばかりを唱え、風評被害対策をないがしろにしてはいなかったか?国際情勢が混迷を極める中、どんな些細なことでも外交カードに利用されるだろうことは想像できなかったのか?関連閣僚や東電幹部には毎日でも処理水を炊事に使い、処理水のシャワーを浴びて、福島で水揚げされた水産物を食卓に並べる動画をアップしてみてはいかがだろう?そして、我々国民ひとり一人にも、連帯責任がないとはいえない。今まで以上に被災地に寄り添い、できる限りの援助を惜しみなく続けるべきである。被災地に第二、第三の人災をもたらすことだけは絶対にあってはならない。被災地の方々が、生まれた土地で豊かに幸せに暮らし続けていける方策を最優先で進めてほしい。